2017年3月2日木曜日

里見茶屋のおだんごについて その1 だんご



こんにちは!


今日も千葉県館山市の館山城の麓にある、『おいしいお茶とだんごの店 里見茶屋』店長の西郷(サイゴウ)が気ままにつぶやいていきたいと思います。


まずおだんご屋さんと言っても、全国津々浦々数多くのおだんご屋さんがあるので、
今回から数回に分けて、当店のおだんごについていろいろと説明していきたいと思います!


そもそもおだんごととは、wikiペディアの"団子"ページにはこのように書いてあります。

"団子(だんご)とは、穀物の粉をやお湯を加えて丸め、蒸したりゆでたりしたもの "

この穀物の粉というのは、最近は玄米団子屋さんも増えてきたようですが、一般的には精米したうるち米(普段食べているご飯のお米)の白米を粉にした、"上新粉"をさしています。


しかし、当店のだんごは、うるち米の白米を使っているのは変わりませんが、"粉(いわゆる上新粉)"にせず、そのまま蒸し器でお米を蒸して、専用の餅つき機で搗(つ)いて作ります。


この製法は、実は元々は全国的に行われており、現在も一部の地域ではだんごではなく、「餅」として郷土料理となっている地域もありますが、ほとんど行われなくなり、上記のような上新粉から作る方法が主流となっています。


この製法の特徴としては、粉にしないのでお米の風味やうま味が損なわれにくく、本来のおいしさが残っていることがあげられます。
ただし、お米の粒は思ったよりも潰れにくく、搗きがあまいと粒が残ってしまうという問題があり、一度粉にしてから作るという製法が一般的になっていきました。


逆に言えば、その潰れにくいお米の粒を潰すことができれば、とてもおいしいだんごができることがわかっているので、当店ではその製法が一部残っている東北地方の田舎町のおだんごを特別に受け継ぎ、専用の餅つき機で搗いて作っています。


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